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沁みました



「晩餐会」の文字にひかれて録画しておいた

デンマークの映画 『バベットの晩餐会』 を観ました











ひなびた漁村の寒々しい風景と

厳格な牧師とその2人の娘の静かな恋愛模様が淡々と綴られ











いい加減飽きてきて

録画を早送りしようとしたとき

物語は16年後になったのでした


牧師は亡くなり

信者に善行と施しの日々を送る姉妹


ある嵐の日、姉妹の家の前に

小さな手提げ鞄をさげたびしょ濡れの女が立っていました

フランス革命のどさくさに巻きこまれ

女の夫と息子は殺され、ひとり亡命してきたのでした

その手助けをしたのが16年前に妹に惹かれながら

身をひいたパリの名歌手











若かりし頃、恋い焦がれた女性に

この身よりのない不幸な女を託すのです

かれの手紙には、「この女を助けてやってほしい」

「名前はバベット。 彼女は料理ができる。」 と書かれてます











バベットは姉妹の家で家政婦となり

うらぶれた港町に馴染み、14年が流れます

そんなバベットが、ある日宝くじに当たって

1万フランの大金を手にする!(900万円くらい?)











「彼女はフランスに帰るだろう」

誰もがそう噂し合います


おりしも姉妹は亡き牧師の生誕100年を祝い

信者を招いて ささやかな食事会を計画中でした

バベットはその食事会を 

「自分に任せてほしい」 と言います

それは姉妹への初めての願い事でした

招待客は12名











ささやかな食事会だったはずが

食べた事も無い豪華な食材が並ぶ

フランス料理の晩餐会となり

いがみ合ってばかりいた信者たちの心を満たします


料理に合ったワインをそそぐタイミングの良さ

バベットが超一流のシェフだったことを彷彿とさせる

晩餐会シーンが素敵です











晩餐会の後

お礼とお別れを言う姉妹にバベットは


宝くじの賞金1万フランをみんな料理に使ってしまったと答え

「私にもうお金はありません」

「フランスに帰っても誰もわたしを待っていません」

と静かに言います


パリの一流レストランの料理長だった彼女は

「そこでは12人分のディナーが1万フランだったのです」

と ぽつりと言うのです











物語には まだまだ書ききれない膨らみが有って
わたしの豊富なボキャブラリーを駆使しても
書き表すのは無理なので、

書きません(笑)



どこか不思議な雰囲気が漂う清らかな映画でした

前半の、はがゆい姉妹の恋模様も

後半への伏線となってたのですね


翌日 もういちど観ました

ワインをかたむけながら

今宵も観るつもり。 ワインをお供に



料理は芸術

自分の居るべき場所を見つけたバベットに乾杯


観るたび沁みる映画です











役にたたない うちの侍女にはひまを出して

バベットが欲しいと思います




<1987年にアカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞>




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プロフィール

マダムふぉと

Author:マダムふぉと
大阪は北摂・池田の住人。
カメラの難しいことは解りませんが、
四季折々や日常の風景や情景を
気ままに写して自画自賛♪
ニコンD5000
フジフイルムX-T1
レンズ
(XF18-135mmF3.5-5.6)
(XF35mmF1.4R)
(XF18-55mmF2.8-4R) 
ソニーHX60V
たまに携帯(ガラケー)

☆永遠のメタ氏(パピヨン)
1996年3月29日生。
2013年11月29日。
17歳と8ヶ月であっぱれ大往生!
たまに降臨したがります♪

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